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作者:七海ちよ,古屋モコ
类型:乙女向 书籍样本 日文
出版:2016-12-21(Enterbrain)
价格:¥620 原版
文库:Bs-Log文库

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だから彼女はキューピッドになりたい だから彼女はキューピッドになりたい 七海ちよ 電子版 ビーズログ文庫アリス 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。 この作品はフィクションです。実在の人物、団体名等とはいっさい関係ありません。  目次  序章  一章  二章  三章  四章  五章  六章  七章  八章  九章  終章  あとがき  プロフィール  その日は、人生最良の日となるはずだった。  洗面所の鏡に映るのはいかにも上機嫌な自分の顔。母によく似た目尻はだらしなく下がり、口元は緩んでいる。ポーカーフェイスを気取ろうとしても、笑みをかたどろうとする表情筋を諫めることなどできなかった。  大事な日だからこそ、身だしなみもいつも以上にチェックする。お洒落は女性の武装だという。これから迎える吉事に私自身のお洒落は関係ないが、一応女性の端くれとして、大事な日には万全の武装で向かいたかった。  うん、うん、と一つずつ確認していく。肩甲骨が隠れるくらいの髪は真っ直ぐに垂れ、目立った寝癖などもない。おろしたての制服に皺もなく、首元のリボンも綺麗に結べている。  容姿に関しては……うん。取り立てて美点はないにしても、卑下することもないはずだ。そう信じたい。 「紫緒、まだ?」  身だしなみを整えていれば、思ったよりも時間がかかってしまっていたらしい。痺れをきらした『彼』により、洗面所兼脱衣所の扉が開いた。  そのお姿を見た、瞬間。煩悩にばかり溢れている心が浄化されるような心持ちになった。  サラサラの髪は一点の曇りもない綺麗な濡れ羽色で、きりっとした涼やかな目元は理知的だ。すっと通った鼻筋も、薄い唇も、品の良さを感じさせる。落ち着いた大人っぽい表情と、十代半ばのまだ幼さの残る面立ちが、絶妙な塩梅で同居していた。  文句なしの美少年である。正確を期すならば、男性の容姿を男前とイケメンと美形と美少年と美人に分けた際、美少年と美人の間に分類される。要するに最高だった。許されるならばいつだって『ブラボー!』と叫びたい。 「すみません、斎さま! すぐに行きます!」  私は歓声を上げる内心をひた隠しにして、そうにっこりと笑った。彼もま