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作者:葵居ゆゆ,カワイチハル
类型:乙女向 BL 书籍样本 日文
出版:2016-11-29(幻冬舍)
价格:¥900 原版
文库:山猫浪漫

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虹色のうさぎ [『箱庭のうさぎ』シリーズ作] LYNX ROMANCE 虹色のうさぎ 葵居ゆゆ  ◆目次   虹色のうさぎ   うさぎのおやつ【電子限定おまけ】   あとがき 虹色のうさぎ      ◇  庭の中 ──もも色──  ◇ 「響太、歯磨けたか?」  利府響太がバスルームから戻ると、キッチンに立っていた伊旗聖が声をかけてくる。手にはおたまが握られていて、響太は引き寄せられるように歩み寄った。 「うん、磨いた。なに作ってるの?」 「チルケパプリカーシュ」  聞いたことのない料理名を、聖はさらりと口にする。響太がぽかんとすると、ハンガリーの家庭料理だよ、と教えてくれた。 「ネットで見て、うまそうだったんだ。明日の夜ちょっと遅くなりそうだから、作ってる。煮込みは一日おいたほうが味が染みてうまいし」 「いい匂い。きっと絶対おいしいよ」  赤い色はトマトではなくパプリカらしい。七月も半ばになって蒸し暑い日が増えたけれど、聖の作る料理のあたたかい湯気は、いつでも響太をくつろいだ気持ちにさせてくれる。こぢんまりした二人きりの居場所で、不安も不足もない、優しいピンク色の気持ちだった。  出会ってからもう