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作者:逢野冬,麻生海
类型:乙女向 BL 书籍样本 日文
出版:2017-01-27(幻冬舍)
价格:¥900 原版
文库:山猫浪漫

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代理屋 望月流の告白 LYNX ROMANCE 代理屋 望月流の告白 逢野 冬  ◆目次   代理屋 望月流の告白   蜃気楼   あとがき 代理屋 望月流の告白  望月流。職業『代理屋』。  空はよく晴れて、秋らしく澄んで高い。流は事務所兼住まいを出て、駅に向かっていた。  紺のボーダー柄長袖シャツとジーンズにスニーカー。手ぶらで、尻ポケットにスマホが刺さっている。ふらりと歩く姿だけ見ると学生のようだ。ゆるい癖のあるやや長めの黒髪、すっきりとした目鼻立ち。けれど、ガラス玉のように空を映すだけの黒い瞳が、どこか読めない表情を作っていた。  メインストリートに派手に掲げられた『歌舞伎町一番街』の赤いゲートを抜け、信号が変わると人々は新宿駅方向に向かってぞろぞろ歩いていく。流もその人波に紛れて駅へ向かった。 「……」  大勢の人間の中に埋もれる。回遊する群魚の中の一匹のように、流もたやすくその景色に溶け込み、謎めいた眼差しは、穏やかな一般人の印象に変わる。  アルタ前の道路で信号が赤になり、流は止まりながら左隣の八百屋に目をやった。  ポケットから百円を取り出し、割りばしに刺した櫛