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作者:月本ナシオ
类型:乙女向 书籍样本 日文
出版:2016-11-15(Enterbrain)
价格:¥650 原版
文库:Bs-Log文库

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なむあみだ仏っ! 春夏秋冬 四季むすび なむあみだ仏っ! 春夏秋冬 四季むすび 月本ナシオ 原作/ビジュアルワークス 電子版 ビーズログ文庫アリス 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。 この作品はフィクションです。実在の人物、団体名等とはいっさい関係ありません。  目次 春 新生活はあなたの隣 幕間 はじまりの朝 夏 夏だ! 花火だ! 怪談だ! 幕間二 訪れる盛夏 秋 アイドルは仏!? 幕間三 色づく晩秋 冬 銀世界のぬくもり あとがき プロフィール  駅から商店街を通り抜け、しばらく住宅街のなかを歩いて、角をふたつみっつ曲がる。  民家もまばらになり、山道へと入っていくと豊かな木々に囲まれる。  石段をのぼりきった先に、そのお寺はあらわれるのだ。 『梵納寺』とのびやかに美しく墨でしたためられた、一枚板の扁額。  門をくぐると、砂利が敷き詰められた参道があり、奥に見えるのは古めかしくも手入れが行き届いた寺院だ。  朝晩は少し冷えこみ、昼間の日差しはうららかになる。この季節の参道は、両脇にある桜の並木が、舞い散る花びらで目に鮮やかだ。  そんな参道の傍らに、すらりと背の高いふたつの人影があった。 「おはようございます、阿弥陀さま。ここでの生活にもずいぶんなじまれましたか?」  金色の髪をすっきりと襟足で切りそろえている、色白で涼やかな容姿の青年が問いかける。  彼こそは釈迦如来の名を持つ存在だ。  その本性は悟りをひらいた仏であり、世にはびこる煩悩を浄化するために、梵納寺で人の姿を借り暮らしている。  人は欲を持ち煩悩に支配されやすい、不安定で未熟な存在だ。  そんな人間の迷いや本質を知り導けるようにと、この梵納寺には十三仏がまとまって暮らしていた。  釈迦に声をかけられたのは、艶やかな黒髪を持ち彫像のように泰然と、落ち着いたたたずまいの阿弥陀如来だ。  長身を墨色の着物に包み桜の下に立つ姿は、一幅の絵のようにさまになっている。 「そういう釈迦はすっかり落ち着いて見えるな」 「まぁ、私もかつてはさまざまな場所で暮らしたり、肉体を持って修行したりなんて日々もありましたからね」  ほんのり余裕を感じさせる釈迦