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作者:白ヶ音雪
类型:乙女向 TL 书籍样本 日文
出版:2017-01-16(Julian Publishing)
价格:¥648 原版
文库:皇家之吻文库(Royal Kiss)

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王と寵姫 ~幼き約束、初恋のゆくえ~ この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件等とは、いっさい関係ありません。 「兄が逝去し、お前の許には莫大な財産が残されたわけだ」 「……はい」 「満足か?」 「わたしは──、決してそのような……」  ルチアが一瞬目を潤ませ、弱々しい声で否定する。  なるほど。悪女は演技力も大したものだ。アレクサンドルは嘲笑を浮かべる。本当に、愛する人を失って悲しみに暮れる、健気な寵姫に見える。だが、兄を誑かしたこの女のことなど信用できるものか。 「兄上もまさか、お前のような年下の小娘に騙されるとはな。どうやって兄を篭絡した? その美貌か? それとも、身体か? 兄の好きだった花を離宮中に飾るなど、芸が細かいな」  あまりの言いように、ルチアは絶句したようだった。  十五の年からずっと軍人として剣を振るい続けてきたが、自分自身の意思で、言葉という刃でもって人を傷つけたのはこれが初めてだ。  せめてこの女が、フランシーヌが亡くなって一年も経って迎えられた寵姫であれば、何もアレクサンドルもここまで辛辣な物言いはしなかっただろう。けれど、慕っていた義姉が生きていた頃から兄と関係を