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作者:四ノ宮慶
类型:乙女向 BL 书籍样本 日文
出版:2016-12-15(幻冬舍)
价格:¥734 原版
文库:幻冬舍金红石文库

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溺愛ボイスと桃の誘惑 幻冬舎ルチル文庫 溺愛ボイスと桃の誘惑 四ノ宮慶  ◆目次   溺愛ボイスと桃の誘惑   溺愛ボイスのプロポーズ   ラブリー・フェティッシュ【電子限定おまけ】   あとがき 溺愛ボイスと桃の誘惑      【序章】  シャワシャワシャワシャワ……。  ミーンミンミンミン、ミー……。  あとは「ニィニィ」だとか「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ」だとか。  とにかく日本の関東に生息するありとあらゆる蝉の鳴き声が、そこかしこに響きまくる、それはもうクソ暑い、夏の日のこと。 「キタちゃんよぉ」  かれこれ二十年ほどの付き合いになる楠木が、ボタンを外したワイシャツの胸許を扇子でパタパタ扇ぎながら言った。 「まだ、書く気になんねぇか?」  電話やメールでは埒があかねぇと思ったのだろう。  いつの間にやら出世して編集長となったこの人と、こうやって顔を突き合わせるのは実に五年ぶりだった。 「なんのことだか、分かんねぇなぁ」  背を向けて、縁側でごろりと寝そべったまま煙草を吹かし嘯く。 「そっか、分かんねぇか」  無駄に付き合いが長いだけあって、押し問答にな