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作者:水野隆志,Sega/夢色カンパニー , Fifs
类型:乙女向 书籍样本 日文
出版:2016-11-15(Enterbrain)
价格:¥700 原版
文库:Bs-Log文库

代购:lumagic.taobao.com
夢色キャスト The AUDITION 夢色キャスト The AUDITION 水野隆志 原画・イラスト:SEGA/夢色カンパニー 電子版 ビーズログ文庫アリス 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。 この作品はフィクションです。実在の人物、団体名等とはいっさい関係ありません。  目次 第1章 夢の終わり 第2章 甦る夢 第3章 夢の迷走 第4章 夢の代償 第5章 夢への階 第6章 色褪せた夢 第7章 夢への疾走 第8章 夢と現実の境界線 第9章 夢の続き プレストーリー 夢への兆し あとがき プロフィール (あきらめなければ、夢は必ずかなう)  顔を上げる。夜空にはまるで私に向けられたように、星々が美しく輝いていた。 (……か)  視線が地面に落ちる。私は手にしていた台本をじっと見つめた。 (やっと、出来上がったのに)  プロになってから、初めて書き上げた作品だった。  あれこれ考え、悩み、必死になって頭を絞って創り上げた、オリジナルの脚本。  でも、もうそれが上演されることはない。 『次の演目、まどかのホンでいくから。何でも好きなもの書いていいからね』  半年前、劇団の座長がそう言ってくれたときのことは今でも覚えている。  そして、その三日後、この公園の、このベンチで休んでいたとき、きっかけとなるアイディアが浮かんだことも。  ──ここは、私のラッキースポットだ。  有頂天になって、そんなことを思い、それからも考えをまとめたいときや、煮詰まったときはここへやってきた。いつの間にか、私の中でここへ来るのが習慣になった。  でも、こんな落ち込んだ気分で来たのは初めてだった。 『残念だけど、うちの劇団は今日で解散します』  半年前、チャンスをくれた座長からの、信じられない一言。  私が大学の演劇科を卒業して勤めたのは、小さな劇団だった。  キャストが裏方のスタッフも兼務し、せいぜい数十人のお客さんを相手に公演を開く。その程度の劇団だった。  でも、みんな一所懸命だったし、情熱を持っていた。座長も、お金のためじゃない、自分たちが本当にしたい舞台をやるんだ、と意気込んでいた。  でも、現実は厳しかった