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作者:広瀬煉,トイチ
类型:乙女向 书籍样本 日文
出版:2016-11-11(Frontier Works)
价格:¥972 原版
文库:阿丽亚娜玫瑰
丛书:魔導師は平凡を望む(16)
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魔導師は平凡を望む 16 アリアンローズ  魔導師は平凡を望む 16 著者    広瀬 煉 イラスト  トイチ 目次   本編 「魔導師は平凡を望む 16」   番外編「女が集えば、姦しい」   番外編「○○が犬になりました」   番外小話「アル犬、お気楽愛犬生活」  この作品はフィクションです。  実在の人物・団体・事件などに一切関係ありません。   序章  ──サロヴァーラにて  良く晴れた空に、少しひんやりとした風。そんな爽やかな朝に響き渡るのは── 「よく聞け、貴様ら! 私が帰った後に嘗めた真似しやがったら、今度こそ生き地獄確定だからなぁっ! その場合はここに居る全員どころか、一族郎党連帯責任! 年寄りだろうと、幼子だろうと、一切の慈悲なく報復を実行する! 簡単に死ねると思うな、そこんとこ覚悟しとけ?」  手に鞭を持った、私の怒声。該当人物達──顔に文字が入った侍女達やボコボコにされた騎士達──どころか、遠巻きに見ていたギャラリー達も何故か、勢いよく頷いていた。  うむ、良き態度である! 次はないと、しっかり魂に刻んでおくがいい! 「あらあら、随分と素直になったのね」 「お、お姉様、あれで宜しいのですか!?」 「ふふ。いいのよ、リリアン。ミヅキは私達が今後、この国の改革に着手することを見越して、ああいったことをしてくれているのだから」 「……!」  のほほんと眺めているティルシアに、どこか慌てた様子のリリアン。姉妹の会話を聞く限り、私の態度は何も問題ないのだろう。  寧ろ、ティルシアは楽しそうだ。とても、とても楽しそうなのだ……! ……。  こいつら、リリアンに何か言ってただろ、絶対。  疑惑の目をティルシアに向ければ、シスコン姉姫は輝く笑顔で大きく頷いた。それに『大推奨! やっちまえ!』という声が重なって聞こえたのは、気のせいだと思いたい。  対して、リリアンはどこか申し訳なさそうな顔で、私の方を眺めている。  サロヴァーラの第一王女ティルシア、そして第二王女リリアン。新たに私の友人となったこの二人、サロヴァーラで起きた一連の出来事の最重要人物だったりする。特に、聡明でしとやかな王女と呼ばれていたはずのティルシアは、南で起きた誘拐事件の黒幕でもあった。  ただ、ティルシアが悪女かと言われれば……『悪女であり、愛国者』と言った方