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作者:まこ,蔦森えん
类型:乙女向 书籍样本 日文
出版:2016-11-11(Frontier Works)
价格:¥972 原版
文库:阿丽亚娜玫瑰

代购:lumagic.taobao.com
隅でいいです。構わないでくださいよ。 1 アリアンローズ  隅でいいです。構わないでくださいよ。 1 著者     まこ イラスト 蔦森えん 目次   本編 「隅でいいです。構わないでくださいよ。 1」   番外編「元旦」  この作品はフィクションです。  実在の人物・団体・事件などに一切関係ありません。   序章 『短命を代償に。この先、生まれ変わろうとも永遠に』  この想いの行き場がないのなら、  アナタがどこにもいないのなら、  自分はどこへ向かえば良いのだろう。  アナタに触れることができないのなら、  抱きしめることができないのなら、  この身体には何の意味があるのだろう。  もう一度アナタに会えるなら、  もう会えなくても構わないから、  だからどうか、あの日の言葉の続きを聞かせて欲しい。 「それで残るものがあるのなら」  暗闇に一筋の光が射す。  これは遠く長く短い、走馬燈のような物語。   始まりの夢  今、薄暗い部屋には彼女と私の二人。  戸の外にいる見張りを除けば、そう、二人きり。  妓楼の楼主であるおやじ様に、彼女から私へ話があるとのことで、私は普段から滅多に入ることのない楼主部屋へと来ていた。この部屋はおやじ様の許可のもと、何か用事がある場合にのみ入ることが許されている場所だった。  来たのが少し早かったのか、私が部屋へと着いた時にはまだ誰もいなかった。約束の時間は彼女が遊女屋へと送られる四半刻前なので、その時間に合わせたつもりなのだけれど。相手を待たせても嫌だし、だからといって自分が待つのも嫌だから、丁度に来たのに。  時間を間違えたのだろうか。  私は居慣れない部屋にそわそわとしながら、彼女が来るのを待っていた。西側の壁にある四角い窓の向こうにはカラスの群れが飛んでいる。一羽二羽と列を組みながら、茜色の空を規律良く泳いでいた。 『野菊、ほら入れ』  そうしてカラスを眺めていると、おやじ様の声と共に彼女、野菊が部屋へと入って来た。  やはり時間を間違えたわけではなかったのだ、と少し安心する。  私は視線を窓から外して、入って来た二人に向き直った。息を静かにフ、と吐いて、私より幾らか背の高い野菊の前に立つ。 『それであの、話って?』 『……』 『聞いて、る? かな』 『……』  けれども、対する野菊は下を向い