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作者:真崎ひかる
类型:乙女向 BL 书籍样本 日文
出版:2016-12-15(幻冬舍)
价格:¥648 原版
文库:幻冬舍金红石文库

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欲しいものはひとつだけ 幻冬舎ルチル文庫 欲しいものはひとつだけ 真崎ひかる  ◆目次   欲しいものはひとつだけ   電子限定おまけ   あとがき 欲しいものはひとつだけ 《序章》  好きな食べ物も、オモチャや本も。  独り占めをしてはいけないと、物心つく前から教えられていた。  喜びも富も、自分だけが抱え込むものではない。幸を自ら分け与えていれば、憎まれることも奪われることもない。  だから、欲しいと求められればなんでも差し出すようにしてきた。  幸い、金銭的に恵まれた環境で育ったこともあり、手放すのを惜しいと感じたこともなかった。  母親と父親がいないのは、少しだけ淋しいと感じることもあるけれど、いつも祖父が傍にいてくれる。  だから、これ以上を望んではいけないのだ。 「葵生、私はこれから大人の話をしてくるから、しばらくおまえを構えない。こちらの施設には似た年頃の子供がたくさんいる。遊んでもらいなさい」  馴染みの運転手がハンドルを握る大きな車は、広大な田畑に挟まれた小道を、ゆっくりと走っている。  隣に座っている祖父に話しかけられた葵生は、車窓を流れる景色から車内に