后退 返回首页
作者:山田絢,おかざきおか
类型:乙女向 书籍样本 日文
出版:2017-01-19(Enterbrain)
价格:¥620 原版
文库:Bs-Log文库

代购:lumagic.taobao.com
憧れの魔法少女の正体が男でした。 憧れの魔法少女の正体が男でした。 山田絢 電子版 ビーズログ文庫アリス 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。 この作品はフィクションです。実在の人物、団体名等とはいっさい関係ありません。  目次 序章 魔法少女ドリーミィ・スター、最初の戦い 第1章 若菜加奈、オーディションを受ける 第2章 若菜加奈、魔法少女契約をする 第3章 若菜加奈、魔法少女に変身する 終章 若菜加奈と鳥海星司 あとがき プロフィール 「うわああああん! ああああああん!」  絹を裂くような悲鳴が秋の公園に響き渡る。  小学校低学年くらいか、黒髪の小さな女の子が一人、ジャングルジムのてっぺんに取り残され、顔を真っ赤にして泣いている。  公園で遊んでいた他の子どもやその保護者たち、あるいは騒ぎを聞きつけて集まった野次馬は、みな公園の入り口で群れを成すのが精一杯で、ただ目の前の状況を眺めるのみだ。 「ィィィイイ……!」  鋭く甲高い、動物の鳴き声。  ジャングルジムを背に、奇妙な動物が空中に浮かんでいた。  姿は二回りほど大きくなったイタチのよう。だが、その頭部には、花をつけた桜の枝が二本、角の如く生えている。  瞳は赤く濁り、逆立てた全身の毛は強烈な敵愾心を露わにしている。  イタチの角が小刻みに揺れると、上空から、雪のように桜の花弁が降る。  花弁は自在に吹く強風に煽られ、巻き上げられ、操られ、薄桃色のつむじ風と化して、イタチの視線の先、空を翔る少女に向かっていく。 「キミ! 大丈夫だよ! 今、助けるからっ!」  そう──。この怪現象に挑むのは、少女である。  中高生くらいに見える少女だ。ビュウビュウと吹く風を切り裂いて涼やかに通る声もまた、外見に違わぬ少女のそれ。  身に纏うは、色とりどりの星を散りばめた、白く華やかなミニスカート・ドレス。  空を飛び回る動きに合わせて揺れる、ボリュームのあるポニーテールは、吹き荒ぶ桜にも負けぬ、鮮やかなピンク色。  右手に握るステッキを振りかざせば、つむじ風は解けて花弁が公園に降り積もる。  イタチが不愉快そうに喉を鳴らすが、少女は意にも介さぬ不敵な笑顔を返す。