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作者:金沢有倖,伊藤明十
类型:乙女向 书籍样本 日文
出版:2016-12-21(Enterbrain)
价格:¥620 原版
文库:Bs-Log文库
丛书:暗之皇太子(28)
代购:lumagic.taobao.com
闇の皇太子28 光の皇 闇の皇太子 光の皇 金沢有倖 電子版 ビーズログ文庫アリス 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。 この作品はフィクションです。実在の人物、団体名等とはいっさい関係ありません。  目次 不服 浄化 真意 類似 八坂神社 本音 出来事 関係 役目 過去と今 父と子 現闇皇 次期闇皇 やみやみ劇場 あとがき プロフィール 「ところで闇皇様。実は、私は前からずっと本気で怒っていたし、現状でもかなり怒っているのですが」 「みたいだな」  偉そうに(実際偉いが)仁王立ちをしている闇皇が案の定、マイペースなまま鷹揚に頷いてきた。  わかっていてそれか。  不満がよりいっそう、募っていく──このおっさん、地位が地位でなければ、本当に使い古しの呪符の束で一発、殴っている。  ──獄界での后の試練も終わり、藤王と一位(とその他雑多な連中)がいた華厳寺にて一悶着があった後のことだ。  とりあえずは、と闇皇に呼ばれた晴明は役小角とともに、闇皇の私殿でもある聴雪の間へ向かった。  ちなみに后は、獄界でこびりついた穢れを落とすお清めのために、最強の破邪・雷神のおわす上賀茂神社へ式神らに連れられて行っている。  八坂神社や鞍馬山、貴船など破邪に強力な寺社は他にもあるが、即効性を期すなら上賀茂神社である、と指示をしたのは賀茂保憲師匠だ。  晴明は、一晩中背後から抱きしめ首筋に顔を埋めつつ呪文を唱える秘術《身固め》を強力に勧めたのだが、后を含めた全員から激しく却下された。  しかし、股肱之臣で守護でもあり最強の陰陽師として特別待遇に萌え、じゃない、使命に燃えている晴明はなんとしても身固めをしようと后へずずいと寄ったのだが。 『いや、だからいいから! 上賀茂行くから! お前と一晩中くっついていて何が楽しいんだよ!』 『嬉しい楽しい大好きどきどきときめきキスとかそういう問題ではありません后様、浄化のためですこれは必要な呪術ですさあ楽しく私と一晩じっくり陰陽の秘術を……』 『嫌がらせか』  熱弁は、后からのまさかのアッパーで強制終了だ──空手有段者の暴力は大変よろしくないことなので、後でゾンビ的な式神を存分に召還して説教してあげようと思った。 『晴明がせっかく秘術を準備したのに、無下にするのも申し訳ないですね……』 『あ? え、はい』  こともあろうに、主神言の背後へ逃げようとする后をとっ捕まえるのに夢中だった晴明を、にこにこ笑顔で眺めていた藤王が、ああ、と手を叩いた。 『后くんは、上賀茂の雷神様に浄化をお願いするとして……。せっかくですし、十王の依頼で獄界へ赴いた青龍と道満が戻ってきたら、彼らに身固めの浄化をして差し上げるのはどうでしょう?』 『さすが父上、すばらしい提案です』 『御門の言う通りです、父上に私も賛同です』  悪意にまみれた闇皇の賛成と、一位の純粋な好意が入り交じる。 『申し訳ありません、大皇。身固めは后様専門の秘術なので、式神に施すことはできないのです』 『そうなのですか……いろいろあるのですね』  無表情に限りなく近い真顔で晴明が返せば、藤王は残念そうだが納得したようだ。  ──という、一連のくだりがあってからの、静かな聴雪の間である。  このままだと「怒っている」と言った晴明の真意は伝わらないままだ。ただ不機嫌なだけでは役小角や賀茂保憲の説教しか未来は見えないので、晴明は業を煮やしてカミングアウトしてやったのだが。 「晴明は、機嫌が悪くなると言動が一気に乱暴になる。それは子供の頃からまったく変わらぬゆえ、私にたいするおざなりな態度で怒りはすぐにわかっていたが」 「では、その原因はなんだと思っていらっしゃいます?」 「后が晴明を大して好いていないという、日常における蓄積されたフラストレーションからの八つ当たりだろう? パパである私が、愛されまくっているからと」  痛々しい妄言だ。役小角ですら、哀れんだ視線を闇皇へ思わず向けている。  その様子を追い風として、晴明も大仰な溜息をつき余裕をかましてやった。 「……。后様は、私に超ラブラブラブラブですよ、不吉な作り話を言わないでください。好かれてないのは闇皇様の方です」 「晴明、冗談というのは少しは現実味を帯びていないとおもしろみに欠けるぞ。まあ、私は比紗にも后にも愛されまくりすぎているゆえ、作り話に困る気持ちはわかるが」 「お二人に避けられるのは、そのようなところなのではないかと」  闇皇へ、役小角が冷静な一撃をかます。  思わずというように、闇皇が晴明を見る──そして、哀れむように眉を顰めた。 「晴明は二人に避けられているのか? 后だけでなく、比紗にも?」  殴ってやろうか、このくそおやじ。  普段ならいかに闇皇相手でも暴力をふるおうとは思わないが、自覚しているより感情がネガティヴに傾いているらしい。 「双方とも、オモテの皇子へ求めている己のただの願望を事実と思い込まないように。一つの病気です」  役小角のさらなる鶴の一声に、さすがに晴明は不満の声を上げた。 「師匠、后様は私のことを本当に好いてますよ。今度、行動でお見せしましょうか?」 「闇皇様に殺されるぞ」 「役小角の言う通りだ。后へ変なことをしたら即行で殺す」  こういう時だけ、理解のよい闇皇に腹が立つ。  闇皇の睨みも、風流な庭を眺めるそぶりでごまかした。 「晴明、私もずっと気になっていた。尊崇すべき闇の頂点であらせられる闇皇様に対し、近頃は特に反抗的すぎる。改めよ」 「というか師匠こそ、こんなふざけた闇皇様を尊敬し続けるとは妄信しすぎじゃないんですか?」  暴言ついでに、役小角へも毒を吐く。  闇皇が怒ればやめようと思ったのだが、予想に反してじっと聞いているのでそのまま続けてしまっているのだが。 「晴明は、私がどういう態度で后へ接し、課題を与えていたら納得した?」 「そんなの、決まっているでしょう」  晴明の、闇皇への怒りや不満はただ一つ。 「なぜ、闇皇様は后様へあのような仕打ちをされるのでしょうか?」  后に対する態度があまりにもひどい。 「結局、天后も主神言が引き受けました。その理由がいかにも馬鹿馬鹿しく、闇皇様の愚行に影響されてのこと。闇世界を統括される頂点としての、しっかりとした見解を后様に示してほしいのです」  厳しい修行や鍛錬ならともかく、今回の天后の一件に関しては、ただ闇皇に振り回されただけのように思えてしまうところもあった。 (それが、私だけならばともかく)  后にも少なからず影響があったのだから、見過ごせない。  それを非難するために晴明はずっと反抗的な態度を見せていたのだが、まるで気にしていないという闇皇の態度がますます不満をつのらせたのだ。  普段の、闇皇への礼儀正しくまじめで真摯な態度を封印してでも訴えてやりたい。 「……晴明、本気で言っているのか?」 「師匠のような、おっさん崇拝の気持ちは微塵もないので」  役小角が静かに問うのにも、即答で嫌味返しだ。怒られるかと思ったが、小さく溜息をついて役小角は黙る。 「晴明、暴言が止まらないな」 「すみません、まだまだ言い足りないくらいです」  ただ、当の本人である闇皇は何が楽しいのか笑っていた──臣下なのが残念だ、祟ってやりたい。  晴明の大切な主はあんなに真剣に、闇皇となるべき修行に打ち込んでいるというのに。その努力を、笑って高みの見物をしている。  しかも、時には単に困らせることを目的としているかのような、無駄な修行も課しているし。本当に許せない。 「晴明、闇皇様が本当に意味もなく、次期闇皇や次期天后への課題を課してきたと思っているのか?」 「少なくとも、前闇皇である大皇の藤王様は、現闇皇にこのような修行を課してはいらっしゃらなかったと認識しています」 「そりゃあそうだな。私が次期闇皇となることは、生まれた時点で決まっていたことゆえ」  そんなことは知っている。 「……后様の、闇皇継承に時間がかかったことが、今回の件に関わっていると?」 「少なくとも、強大すぎる力を持った閻魔大王と、完璧な皇家の血筋である大皇という両親を持つ私とは違うからな、后は」 「────」  つまり、オモテの平凡な家庭に育った母を持つ后は、現闇皇に比べてはるかに闇皇継承に問題が多かったということだ。  ──そんなことは、言われなくともわかっている。 「それが、今回の件と一体どのような関連があると?」 「后はオモテで生まれ育ち、闇世界のことを学ばず育ってきた。純粋な闇の一族らである言ら兄弟姉妹闇世界での経験値で追いつくには、どんな修行をしても到底足りぬだろう」  静かな闇皇の声音が、聴雪に響く。晴明は、じ、とその表情を凝視し続けた。 「無茶とも言える経験を積むことは、后の心身をたくましくすることはあっても決して無駄にはならない」  普段から后へ接する時に見せる甘い父の表情ではない、厳しい闇皇の顔だ。 「闇皇となれば、様々な想定外の出来事が毎日のように起きてくる。それらを冷静かつ正確な判断力で解決するためにも、様々な障害を乗り越える術を体で覚えておいた方がよいだろう。今回の天后選びは、その一環だ」 「一環?」 「后が、天后を己の意思で決めることは、いっそうの闇皇継承への自覚に繫がる」  一拍おいてから、闇皇は晴明をまっすぐ見つめた。 「──そうでもしないと、晴明も納得しないだろう」 「何にですか?」  晴明は眉を顰める──何を言われるのかは、大体予想がついた。 「私が決めた天后が言であることに。……お前はいつでも、后の一番側にいることを望んでいるからな」 「……理解しました」  その通りだ。  それを指摘されてしまうと、肯定せざるを得なくなってしまう。 「晴明は、以前からずっと言が次期天后であることに不満と疑問を持っていた。それは、后が己の意思で決めたことではなかったからな……いや、ある意味では、后が自分で決めた天后なのだが」 「…………」  役小角が自分を見ているので、晴明は思考を読まれまいと表情を殺す。 「晴明の一族に対して言が犯した愚行への謝罪の気持ちから、后は言を更正させることを目的として言を己のつがいとした。それが、晴明の最大の不満であったのだろう? 晴明が后にしてもらいたいことは、そのようなことではなかったゆえに」 「──抹消された、《ありえない》過去ですしね」  晴明の身に起きた《悪夢》は、后のおかげで本当に《ただの悪夢》となり、今は安倍一族全員、昔と何も変わらない平和な生活を続けられている。  悪魔によって滅亡となった時の記憶は、誰一人持っていない。そして以前と変わらず父は現闇皇の忠臣であり、后のことはもちろんであるが主神言をも変わらず尊敬し、妹も一位の施療院で働きながら皇族に仕えていた。 「后様は、あの悪魔の呪縛から放たれるべきです」  主神言が晴明や晴明の一族へ謝罪せずとも、別に気にはしない。期待などしていないし、興味もない。  ──《ありえない》過去になぞ、とらわれるべきではないのだ。もうすでに、誰も傷ついていないのだから。  だから、后もどうか気にしないでほしい、そう何度も晴明は后へ訴えていたのだが。 (……獄界にあった《棄てられた世界》を《当時の絶望した私》ごと消滅していただいた。それとともに、后様の心痛も消えていればよいのだが)  閻魔大王の助力があったとはいえ、晴明はまたもや后に助けられたのだ。本当に、どんなに礼を尽くしても尽くし足りないほどの感謝している。  同時に、何も后へ返すことができていない己のふがいなさに怒りすら感じているのだが。 「私のすべては、后様のために存在しています。后様のためならば、この世のすべてを破壊してもかまわないと本気で思っていますよ」 「それだと、言と同じだな」 「────」  真剣な気持ちを、まさか憎悪の対象と同一に見られるとは心外だ。  思わず黙れば、闇皇が口の端を上げてさらに指摘してくる。 「その思いから、天后に立候補したのだろう?」 「……私の思考も行動も、すべて計算し尽くしていらっしゃいますね、闇皇様は」  嫌味を込めて指摘してやれば、笑みで返された。腹立たしくも、肯定である。  立場を無視して睨めつける──役小角が止めようとしたのを闇皇が制止した。 「お前に期待していたんだ。そして、私の予想以上に働いてくれて理想以上の結果をもたらしてくれた。大変、ありがたく思っている」 「それはどうも。結局何も変わらない場所に行き着きましたけれどね」 「それは違う」  闇皇がはっきりと否定した。  思わず眉を顰める──今さらなんの言い訳をしようとしているのか。 「お前の言動は、后を大事にするがゆえのものだ。これから闇皇となった后は、今以上に敵や危険にさらされることとなる──誰を信じていいのかわからない状況にもなるだろう。だが、そんな時でも晴明……お前は絶対に、后を裏切らない」 「当たり前ですが?」  なんの確認だろうか? いちいち言うこともないだろう、そんなの大前提で基本なのだから。 「后へやましい気持ちも抱かないな?」 「当然です」  目を見て即行で返したが、なぜか闇皇からは疑いの目で睨まれた。なぜだ、ひどい誤解をしている。  晴明は、后へやましい気持ちなんか微塵も抱いていない。全然、やましくなく……とにかく、やましくない的なアレだ。本気だ。 「……まあ、そのあたりの追及はおいおいするとして」 「もうしなくていいです」  早く話を進めてほしい。 「──そんな、后しか見えていない、后を絶対に狙わないし邪な思いをぶつけたりするわけもない晴明に、わずかでも不満と疑問を持たせたまま、言に天后を継がせるのは得策でないと思った」 「でしょうね」  不愉快な言い含めだったが、きっと晴明の思い過ごしだろうからスルーする。 「下心を微塵でも后へ向けたら、本気で殺すぞ」 「なんのことでしょう」  直球で復唱か、しつこい。  表情も変えずしれっと返してやると、訝しみながらも再び闇皇の話が続く。 「まあいい……私という壁は絶対に越えさせないからな。……とにかく、わずかな不安要因もすべて排除して、満を持しての闇皇継承が大前提だ。后が闇皇となって歩む道は険しく厳しい。ゆえに、側近の晴明も全力を尽くし后を補佐できるよう基礎固めを徹底する必要があった」 「ああ、なるほど」  最初の牽制はもちろん無視して、頷いてみせた。 「だからの、今回の一連の騒動を起こした、と?」 「后や言だけでなく、晴明の成長すらも確認できる手段を選んだんだ」 「悪趣味でしたけどね」  不動の晴明へ、闇皇もこれ以上の余計な追及はしない。役小角が、呆れたような視線を向け続けていた効果かもしれないが。 「普通のやり方があったでしょうに。闇皇樣の底意地の悪さを感じます」 「晴明」  役小角が咎めてきたが聞こえないふりだ。思えば、役小角が師匠となった時からずっとこうして注意されてきた──別に晴明に成長がないのではない、ただ晴明を叱るのが師匠の趣味と生き甲斐なだけだ。  闇皇が、そんな自分の賢玉位を見ず廂に止まった小鳥を眺めた。 「普通にやれば、お前は裏を読もうとするだろう? そして勝手な推測をして警戒をしすべてを疑う。──ゆえに、どんな結果であろうと信用もせず納得をしない。たとえそれが、自分に最も有利な内容であってもだ」 「守護を兼ねた側近なんですから、疑心に満ちてるくらいがちょうどいいんですよ」  特に晴明の大切な主は、誰でも信用してしまうお人好しだし。汚くずるい人間の醜い部分は、晴明がすべて引き受けるつもりだ。  穢れからガードするには、もっと警戒しようとも思っていた。 「確かに、晴明のおかげで后は最低限にしか傷つかずにいることはわかっている。だからその性格を直せとは言わない」 「では?」 「頭の回転がよすぎる晴明に、無駄なことを考えさせない状況を与えるにはどうしたらよいのか、考えた結果が今回の天后問題だったのだが」 「……。ある意味で、最低最悪の案件について悩み続けることになりましたけどね」 「しかし、それについての心の整理に神経を集中させていた結果として、この側近という立場に納得できたのだろう? 必要悪だったんだ」 「…………」  この、闇皇のやり方が苦手なのだ。 「闇皇様の掌の上で遊ばれていたように思えて、本当に不愉快ですよ」 「経験第一だ。期待した若者には、いろいろな壁や障害を用意して、成長を促すことがモットーゆえ」 「知ってますよ、だから、引っかかった自分に腹が立っているんです」  敵の多い后を守護し続けるためには、最低でも闇皇と同じくらいの視野と計算高さが必要だと晴明は思っている。目標は常に見失わないようにしているのに、まったく差が縮まらない──才能の差を見せつけられるだけだ。 「つまり……闇皇様は、私の性格も考慮し予定調和させた?」 「お前が生まれた時からずっと成長を見ている。どう考え、どう動き、そしてどんな結論を見出すかなんぞは簡単に予想がつく」 「────」  簡単ときたか。思考がわかりやすい、などと晴明へ指摘するのは闇皇くらいだ。 「お前の父親とは、生まれた時から一緒なんだ。父親の大親友を舐めるな」 「……良家のぼんぼんな父がよく、闇皇様に付き合えてますね」 「安仁は性格がいいからな」 「自分にないものを求めたと」  父の人の好さは、闇鬼妖魔や人の欲、悪意が横行している闇皇宮内では奇跡の存在だ。そんな父への心配を込めての呟きには、役小角が顔をしかめた。 「晴明、少しは遠慮しろ」 「事実だからよい」  闇皇が認めた。 (父や破の父──大舎人頭殿の話になると、かなり己を振り返り短所を認めようとする)  それだけ、対等と認め大事に付き合ってきた友人らということだろうか。 (……だからこそ、怒ったろう)  ──そんな《親友》を、殺した主神言を、闇皇にするはずはなかった。 「闇皇様は、決して私怨で動かれる方ではない。お前の思うことは正しくもあり、間違いでもある」 「……師匠、私の思考読めたんですか?」  顔に出ていたのだろうか。  闇皇が、苦笑した。 「今回の天后争いの件──前にも少し告げたことがあったが、安仁の件も関係はしている」  先日、あれほど激しく後悔したことはなかった、と闇皇が吐露したことは、驚きとともに安堵もあった。  父が闇皇を大事に思っていることは、息子の晴明はよくわかっている。その思いが一方通行でなく、同じように大切に思ってくれていたことが素直に嬉しくもあったのだが。