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作者:小宮山ゆき,花小蒔朔衣
类型:乙女向 BL 书籍样本 日文
出版:2016-10-19(幻冬舍)
价格:¥680 原版
文库:幻冬舍金红石文库

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恋は和菓子のように 幻冬舎ルチル文庫 恋は和菓子のように 小宮山ゆき  ◆目次   恋は和菓子のように   帰国後の話【電子限定おまけ】   あとがき 恋は和菓子のように  和菓子屋の朝は早い。  仕事は日の出前に始まる。五時台だと、この時期は朝でも外はまだ真っ暗だ。街にも音がない。  秋の作業場は肌寒く、冷えが足元から襲ってくる。最近朝夕が冷えてきたせいもあって、餅米を洗うたび水で指が痛いが、この冷たさが味をよくするのも知っている。指には酷な作業を続けながら、富山大賀は前日に水に浸けておいた餅米を少量手に取り、状態を確認後ザルに上げた。餅米をセイロに順番に移して蒸し上げを開始してから、小豆を煮る鍋を横目で見る。  小さな作業場には小豆のやわらかな匂いが広がっている。中を丁寧に確認する。よし、色の抜けは控えめ。これなら大丈夫だ。  富山菓子店は、入谷の商店街の一角にある和菓子屋だ。小さいが、始まりは祖父の代から。祖父母も両親も亡くなり、今は自分だけで切り盛りしている。  引き戸の幅ほどしかない店に店員はいない。一人ぐらい雇いたかったが、店にそこまでの余裕はなかった。  店の奥に