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作者:井上ハルヲ,ひたき
类型:乙女向 BL 书籍样本 日文
出版:2016-11-07(ASCII Media Works)
价格:¥640 原版
文库:B-PRINCE文库

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無明の華 無明の華【立読み版】 井上ハルヲ Illustration ひたき 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  CONTENTS 無明の華 この手を二度と離さない  無明の華   序章  血の臭いが鉄さびのようだと言ったのはいったい誰なのだろう。確かに血中には鉄の要素が含まれているが、鉄とは明らかに違った臭いだ。しいて言えば、それは生臭さを伴った腐臭に似ている。  そんな腐臭をまき散らすどす黒い赤に染まった床を眺めていた狭山亨は、ふと小さく息をついた。  さっきから背筋がぞくぞくして仕方がない。額にはじっとりと汗の玉が浮かんでいるのに、背に悪寒が走るのだ。手も足も先端からどんどん冷たくなっていく気がする。いや、これは気のせいなどではないと狭山は思った。実際に、自分の体温はどんどん奪われてしまっている。  冷たい床に座り込みながら、狭山はぼんやりと薄暗い天井を見上げた。  古ぼけた倉庫のトタン屋根を叩いていた雨音が、いつの間にか静