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作者:蜜乃雫,青井レミ
类型:乙女向 TL 书籍样本 日文
出版:2016-10-27(Harper Collins)
价格:¥590 原版
文库:香草文库(Vanilla)

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花蜜ロマンス~不機嫌な貴公子に愛されて~ ヴァニラ文庫 花蜜ロマンス〜不機嫌な貴公子に愛されて〜【サンプル版】 [著]蜜乃雫 [イラスト]青井レミ    第一章 星空の下の花売り  履きなれないヒールの音が、夜の街にひっそりと響く。  普段ならば商人の声が飛び交い、買い物客でごった返している大通りだが、夜が更けた今は人けがなく、静かだ。  昼間は汗ばむほどの陽気だったのに、初秋の夜の風は驚くほどに冷たい。  むき出しの二の腕をさすりながら、エフラシアは言いようのない心細さに押し潰されそうになり、あたりを見回した。  レンガ造りの建物が両側からエフラシアを見下ろすように建ち並ぶ。そのほとんどの窓はカーテンで閉ざされていた。 (だれもいない……。こんな時間だもの、当たり前よね)  人通りのない街道を見渡してため息をつくと、エフラシアは、籠いっぱいの花束をじっと見つめた。 『夜の街角で花を売っておいで』  おかみさんにそう言いつけられて家を出されたのだが、夜に花を買う人などいるのだろうかと不思議でならない。 『知らなかったのかい? 大通りの一本北側の道は、夜の花市場と呼ばれていてね。昼間はパッとしないけど